美味しいだけでは、だめ。 こころが動き出す
「会話のあるパン」
を作ろう。 Adviser A.ARUGA

なぜ、
「デニッシュ」+「食パン」
だったのか。

本当はね。
パンでなくても、いいんです。

誰かに話したくなる、
誰かと一緒にもっと美味しくしてみたくなる、
そんなものを作れれば。

「これ食べてみてよ!」
「こんな食べ方したらおもしろいんじゃない!」
「やってみよう!食べてみよう!」
そうやってどんどん会話が広がっていくもの。
食べるってそういうことだから。

それを伝えたくて、
このデニッシュ食パンは誕生しました。
最高の自信作です。

このパンは、
きっと誰にも作れない。

私たちはパン屋です。でも、1種類のパンしか作れません。
「デニッシュ食パン」この1つを、誰にも真似できないこだわりで作っているからです。毎日、たった1種類の生地づくりだけに6時間。
これだけの手間と時間をかけてまで、作りたいパンがある。
食べてほしいと、目指す味がある。1種類しか作らないから、すべてのエネルギーをこのパンだけに注げるのです。
生地を捏ねてのばして、寝かせて、マーガリンを折り込んで、5℃まで冷やして寝かせて、また生地を捏ねてのばして…。
6時間かけてじっくりと丁寧に、これを繰り返して64層!この層の重なりが、デニッシュの食感の命。アンデがたどりついた究極の64層。みんながしないからそこまでしなくていい、なんてことはない。
どれだけ手がかかってもアンデのデニッシュ食パンには絶対に譲れないものがある。そうやって作り上げるこの味が私たちの誇りです。

20年前、デニッシュは普通の菓子パンでした。 でもはじめて口にしたときの驚きを、私は今でも忘れません。クロワッサンとも違う、他にはない唯一無二のあの食感。すぐさま「これを作ってみたい!」と胸が躍り出しました。食べることでこんなにもワクワクしてくるこの不思議な味わいのあるパンを、もっとたくさんの人に食べてほしいと思いました。だからデニッシュで「食パン」を作ることにしたのです。 食パンなら、ご飯中心の人でもなじみがあり、朝食にも取り入れやすい。 いつもの食卓に並べば、食べたことのない食感の食パンに思わず声があがる。食べていくうちに、いろんなアイデアがわいてくる。「デニッシュ食パンをフレンチトーストにしたらどうなるかな?」「いやいやホットサンドにしてみよう!」なんて会話が広がっていく。それは、親しみのある食パンに新しい魅力を発見する楽しさと、食パンだからこそのアレンジのしやすさがあるから。目で見て「何これ!」、 食べてみて「何これ!!」そういう驚きの連続。いろいろな食べ方ができる、それもデニッシュ食パンの美味しさの秘密です。

koujyo

「会話のあるパン」こそが、
アンデの証。

こうして1つの商品から会話が生まれることほど、私たちにとって嬉しいことはありません。パンに限らず、誰かに喜んでもらいたいと願って作る商品ならば、「人に話したくなる商品」でなければいけないと思っています。 「美味しいね」で終わることなく、次の会話へと続いていく感動や発見のあるパンを。それがアンデのパンづくりの基本です。 私たちはパンだけを売ったことは一度もありません。パンを通じて「何か」を届けようとしています。 食べることは楽しいから。それを誰かに伝えることも、その美味しさを自分たちでアレンジしてみることも、すべて美味しいからはじまることだから。 みんなに喜んでほしい。ただそれだけを願って、 今日も6時間かけて生地を作ることを楽しんでいます。